第13章 ☆Story31☆ ホンモノのアイドル、ニセモノのアイドル
何十箇所と上半身に印を付けられたゆり、それは胴体だけでなく
腕や脇、手のひらさえにも付けられていた。
「っはぁ…はぁ…はぁ……///」
(っ身体……感じたくないのに感じてる……薬のせい……?
それでも、憲吾以外にこんな……)
たとえ薬のせいであっても憲吾以外に身体を犯され感じてしまうのは
ゆりにとって非常に苦痛だった。
「身体も心も、どんどん俺のことしか考えられなくなってくるでしょ?」
「っ……たとえ、身体が感じていても心だけは……!
心だけは、絶対変わらない……!」
目に涙を浮かべながらも必死に訴えるゆりだが
やはり出雲には届かない。
「っいつまでその男は君の中に居続けるんだよ!!
早く忘れろよ!!僕の方が絶対君に相応しい男なんだ!!!」_ビリっ!
「っ!?///」
出雲は突然、ゆりのブラをホックごと勢いよく引き裂き
露わにされた乳房を掴み片手で激しく揉み始めた。
そして唇でもその柔肌を犯していった……。
「っあ!!///っぃやぁぁ…!///」
「っ僕だけを見ろ!!……っ僕だけを見ろ!!!
僕だけ見ていろ!!!!」
「っ……///」
(どうすればこの状況から逃げ出せるの……
抵抗する力もほとんど出ない……)
もうゆりが助かるには外部からの助けが必要不可欠だ。
最初全員でここから逃げ出すという希望は打ち砕かれてしまった。
激しく上半身を犯されるゆりは抵抗する力もなくなり
無気力にも出雲の行動に身を任せてた……。
さすがの出雲も疲れたかゆりを労う為か行為をピタリと止めた。
「そろそろ休憩しよっか。まだたっぷり時間はあるしね……
お腹は空いていない?昨日から何も食べていないんだろ?」
「っ……」
(喋る気力さえもうない……
こんな状態でご飯なんて……)
「……今は僕のことで頭がいっぱいで食欲も出ない?
本当に可愛いなぁゆりちゃんは……」
「っ……」
(もういや……)
「でも何か栄養は取らなきゃね。……あ、待ってて。
伊集院さんのところに行って聞いてみるから。
ここで待っててね、すぐ戻ってくるから。」
ゆりの頭を撫でると部屋を一旦後にした。手足を拘束されて
いないものの、もう逃げ出すという気力は既になくなっていた……。