第11章 ☆Story29☆ 夢に向かって
ゆりのドS攻撃はまだまだ続く……
【っ好きだ……
これなら、どうだよ……】
【……なんか、違うんだよな】
「さっきより全然マシなのに!?」←
『審査厳しすぎるでしょ!?
さすがの私もここまで意地悪しないよ!?』←
「……。」
(いや、当時の俺からしたら十分意地悪だったぞ……特に最初。)←
【っ……マジ勘弁してくれよ……っクソ……
お前のことが好きだ、好きで……堪らない……】
【……それから?】←
『いくらなんでもドS過ぎるよぉぉ!!
いくら私らの遺伝子ミックスしたからって!!!涙』
「もう俺には悪魔にしか見えねぇよ、マジで……」←
【っ……誰にもお前を渡したくねぇ、よ……俺以外に、
そういうところも見せてほしくない……
さすがにもう限界だ……これ以上は無理、だ……】
『もうこれで許してくれるでしょ……
てか憲吾くんも大分本音言ったね(苦笑)』
「ゆりが正式に三船くん紹介してきたら、
三船くんにすげぇ同情するわ……」←
【ちょっと意地悪し過ぎちゃったかな?ごめんね(苦笑)
私も誰かにこんな意地悪するのは初めてだよ?
憲吾にしか、しないよこんな事……。】
【っホント……勘弁しろよ……】
【ふふふ……安心して?
私が好きなのは憲吾だけだから、ね?……大好き。】
【っ……】
【それじゃ、また連絡できたらするね?
おやすみ憲吾、大好きだよ……】
【っ何度も言うな……俺だって…俺だってお前のこと、誰より……】
【……。】
【……大好き、だから……おやすみ……】
【うん、おやすみ!大好きな憲吾♪】
【っさすがにもう切るからな……】
【笑笑】
こうしてゆりと憲吾は電話を切り百合も映像を切ったが
百合は思わず力が抜け前に倒れ込みソファーから落ちた。
『ヘブシっ!』←
「っ何やってんだよお前……(汗)_ヒョイ
っはぁ……」
落ちた百合を拾い上げるが太輔も大分ダメージを喰らったからか
後ろにも倒れるようにソファーにもたれた。
『色々と成長してるねぇ……率直に怖い。』
「まさかゆりにあんな一面あるなんて、思いにもよらなかったよ……」
「『はぁ、疲れた……汗』」
こうして2人はお風呂などを済ませベッドに入るのだった。