第10章 ☆Story28☆ 世界を目指して…
その一方で千鶴の叔父である颯太、颯太は高校来の親友・裕太と
仕事がてら配信映像をタブレットで見ていた。
裕太は案の定、姪っ子であるゆりに夢中であった。
「千鶴のやつ、アイツを超えるつもりか……なかなか険しい道だな……」
「千鶴ちゃんはホント颯太そっくりだよなぁ……
まぁまだうちの妹やゆりは越えさせないけどね!」←
「お前の言う通り、簡単な道ではねぇが……お前が言うのは違くないか?
このシスコンのおじバカ野郎が。」←
「ゆりは最強なの!絶対世界一になるから!!」
「はいはい……」
(ホントこのおじバカなんとかならねぇのかよ……)←
颯太はコーヒーを飲みながら画面を見ると……
【ふぅ……お父さん!お母さん!そして颯太叔父さん!!
私だってゆりやみんなに負けないくらい大物になってみせるわっ!
笑いもとれる、大物モデルになるわー!!】
_ガクッ!「な、なんじゃそりゃ……汗」
(つーか、俺の名前出さなくていいだろ……)
颯太が「やれやれ」と画面を見る側で裕太は……
「っなんか颯太ずるい!!
俺もゆりの口から俺の名前出してほしかったぁぁ!!涙」←
「それは絶対ないだろ。」←
「うぅぅ……涙」
「ったく……汗」
_ラストは小鳥遊家
詩音と隼人はすでに夕食を済ませており紅茶を飲みながら配信を見ていた。
「うちの凪咲と来夢は何言うんだろうな笑」
「笑いに関しては、千鶴ちゃんが持っていっちゃたわね……」←
「さてうちの姉妹達h【お父さん!お母さん!私は2人を尊敬してます!】
お!サンキューな♪」
「あら……」
【でも私は!!
勉強も、アイドルも全部完璧にこなして2人を見返しまーす!!
そしてお父さん!!もう良い加減子供扱いはしないでくださーい!!】
「……固」←
「あの子も来年は高校生、百合がモデルを始めた時と同じ年齢になるわね。」
「っあの頃の百合だって子供なんだからアイツも子供だろ!?」
「……北山さんほどじゃないけど、娘離れしなさいよ。」←
「……。」
【お父さーん!!お母さーん!!
来夢はまだ子供だから沢山甘やかしてねーー!!!
帰ったらいっぱい褒めてよねーーー!!!】
「おーおー!
今度たーくさん褒めてやるぞー♪」←
「全く……汗」