第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「ありがとう……(微笑)
じゃあ、今度はいつかパパとママの夫婦超えようかな……」←
『っ!?』
「は、はあっ!?」
(夫婦超えようって……もう結婚のこと考えてんのかコイツ……
やっぱり、マセガキの血を見事に受け継いでやがる……)←
まさかのゆりの発言に驚きを隠せないパパとママ。
「……ふふ、なんてね笑
私が本当の恋人になれるのは、お互い世界一になった時だから……
その後のことは、また夢を叶えたら考えるよ笑」
「っじょ、冗談でもいきなり言うなよ……ったく……汗」
『……。』
(全くゆりは笑)←「お前の遺伝だろ」by.太輔
『……ゆり、完全に吹っ切れたみたいな感じでよかった。』
『……(微笑)』
(ほんと、ゆりちゃんが戻って来た感じ……じゃなくて
新しく生まれ変わったが正しいかな。
まだまだいろんな壁にぶち当たりそうな2人だけど、
今回の大きな壁乗り越えたからもう大丈夫だよね……)
キラとユウは完全にゆりが吹っ切れたようで安心していた。
そんなゆりはまた仲間に囲まれパパ(&ママ)を放置し
明日のことについてもう話し始めるのだった。
そしてスタッフの案内により出口まで送ってもらった憲吾と吾郎、
2人はスタッフにお礼を述べ憲吾は勇吾に連絡を取った。
「……もしもし勇吾、お前今どこにいんだ?」
『どこいんだは俺のセリフだ……ったく、どこ道草食ってたんだよ。』
「ちょっと、ゆりたちのところに行ってた……
それはまた車の中で話すから、」
『そっ……俺はお前ら降ろした側の出入り口付近にいる。』
「わかった、今から向かう。」
一度電話を切り2人は勇吾の元へ。
「……憲吾、本当の戦いはここからだぜ?」
「あぁ、だろうな……日本中どころか世界中がライバルになるからな……」
「……ま、お前なら……お前とゆりちゃんなら、大丈夫だよ。
今日みたいなことがあってもお前らは乗り越えちまう……だから、
自信持てよな?憲吾、」
「あぁ……(微笑)」
「……(微笑)」
2人が笑い合う中、正面から勇吾の怒鳴り声が聞こえてきた。
「お前ら、おっせぇんだよ!!怒」
「こわっ!」
「ふっ……」
こうして2人は勇吾に自宅まで送ってもらうのだった。
_END