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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


「誰が先に喋んの?」


宙はマイクを最初誰に渡すのか3人を見渡した。
そして先に手を挙げたのは獅依留、ゆりたちドルチェとは
生まれた赤ちゃんの時からの付き合いで幼馴染。
今はタイスケらキスマイと同じジャニーズ事務所の
人気アイドルグループの最年少メンバーで活躍中。


「はい……俺が喋ってもいいですか?」

「どうぞどうぞ!」


宙は快くマイクを獅依留に渡した。
そして獅依留がマイクを持つなり女性ファンの歓声が上がった。


「「「きゃああああ!!」」」

「獅依留くーん!カッコ可愛いよー!」

「獅依留くんは何言うのー?」


「な、なんか俺の時と違う!!
同じジャニーズなのになんで!?」

「ふふ……これが、
事務所ナンバーワングループ・BRUSHの実力っすよ?
最近はDolceの急成長っぷりにおいていかれ気味ですけど俺らだって
キスマイよりは人気と勢いありますから笑」←

「ぐぬぬ……」
(事実過ぎて何も言えねぇ……くそっ!!)←


タイスケは何も言い返せず獅依留を見ていた。
そして獅依留は観客のほうへ体を向き直し喋り始めた。


「ドルチェファンの皆さんこんばんは!ブラッシュの獅依留です!
今日は関係者枠でお邪魔させてもらってます!」


獅依留の叔父である陸は突然現れた甥っ子に驚きを隠せなかった。


「っ獅依留!?
何で急にアイツまで出てくんの!?
つーか何で廉さんまでいんの……汗」

「獅依留に関してはあれだろ?
ゆりに告白ってところじゃね?
すっかり忘れ去られてたけどよ。」←

「ああ……なるほど、それなら納得!
けど獅依留もつくづく俺と同じ微妙な定位置の幼馴染枠ね……」←


獅依留をふと当時の自分と重ねる陸、和真はすぐそれにツッコミを入れた。


「は!
よくまぁ何気にアイツの初めてばっか奪ってたやつが言えたセリフだな。」
(お前は百合と付き合えてただけまだ全然マシだろ!
俺なんか転校してくるまでしばらくずっと忘れ去られてたし……)←


そんな和真は若干陸が羨ましいと思っていたようだ笑




果たして一体陸の甥っ子・獅依留は何を語るのだろうか……。
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