第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「っ宙の野郎……汗」
『ぇっと憲吾、公認って……?苦笑』
特に憲吾と宙の関係をまだ詳しく知らないゆりは
少し話についていけず憲吾に聞いた。
「っ……まぁ、そのまま…だと思う……一応同じ大学にも行くしで
アイツもアイツで絡んでくるからな……(苦笑)」
『そうなんだ(苦笑)』
何となく納得するゆり、一方でタイスケは宙に詰め寄っていた。
「っおい公認ってどういうことだよ!?
三船最大のライバルって言ったら物語初期からいる俺でしょ!?←
何でぽっと出のお前が公認なわけ!?怒」
「ここでメタ発言しないでくださいよ笑
それに実際オレのほうがゆりちゃんとの距離は
アンタより近いし歳だって近い!
それに憲吾くんとは歳も一緒、ボクシングやってるのも一緒で
オレはボクシングのほうでも憲吾くんと勝負してるからね!
つまり土俵が違うの笑」←
「ぬううう……怒」
『藤ヶ谷さん……汗』
(相変わらず子供ぽいなぁ……年下相手にあんな汗)←
2人のやり取りを冷や汗かきながら見るゆり。
「とにかく!オレがここにいるみんなに言いたいことは
オレもみんなのライバルになるってこと覚えててもらいたい!
……オレだって、世界目指すよ?ボクシングでね!
もしオレが憲吾くんより先に世界一なったらオレが先ゆりちゃん
迎えにいくつもりなんでヨロシク☆」
『っ……汗
(宙さんまでスケールでかい……)
憲吾、どんどんライバル増えてくね……汗』←
「そのほうが張り合いも出るし、
お前にはそれくらい魅力があるってことだろ?
臨むところだ……。」
『っ憲吾……なんか、そんなふうに言われるの……
憲吾と他の人じゃ全然違うな……けど、私はずっと憲吾だけ想ってるよ?
……ステージ以外ではね笑』
「ふっ……」
小さく笑う憲吾、そしてタイスケや宙に感化されたのか
関係者席からまた3人かがセンターステージにやってきた。
『……って!?
なんかまた乱入者増えてきた!?←
獅依留に優紀に……廉さんまで!?
っどういう流れ……?汗』
またまた現れる想定外のメンツに驚きを隠せないゆり。
それに気づいた宙はやってきた3人の方へ振り返った。
「他のみんなも言いたいことあるみたいだね!
誰が先に喋んの?」