第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
タイスケがまだステージへ乱入する前のこと、
「俺はお前達と勝負をしたい。」
憲吾が最後のほうでファン達に向けた「勝負をしたい」という言葉に
即座にタイスケは反応した。
「は?勝負だぁ……?
っ三船ぇぇ……睨」
「っおい藤ヶ谷、お前急にイライラし始めてどうした?
しかもそんなゆりちゃん達睨んで……」
「……!」
「は!?」
ヒロミツが漠然としてるとタイスケはその場から立ち上がった。
そしてタイスケはじっと憲吾を見て話を聞いていた。
「ゆりより先に世界一の選手になって
ゆりを本当の意味で迎えに行くつもりだ。」
「はあああああ!?怒」←
_ビクッ!「「っ!?」」
そして憲吾の「ゆりを迎えにいく」宣言はタイスケの感情を爆発させた。
その様子にキスマイをはじめ近くにいた人は全員体をビクつかせた。
そしてちょうどキスマイの後ろにいたA.N.JELL、
タイスケの真後ろの席に座っていた廉も立ち上がり怒りの感情を爆発させた。
「おいコラ青二才!!怒←
急に立って見えねぇと思ったら奇声上げやがって何なんだ!?
いいかg「三船のやろー!!ぜってぇ許さねぇ!!
ゆりちゃん迎えにいくのは俺だっつーの!!」
っおいテメェ!青二才!!待ちやがれこの野郎が!!怒」←
「廉、お前も同等かそれ以上にうるさい。ご近所に迷惑だ。」_グイッ!←
「どわあっ!?」
タイスケに廉の怒声は全く聞こえておらず関係者席を飛び出し
スタッフの静止を振り払いステージに乗り上げた。
廉はそんなタイスケに思わず腕を伸ばしたが柊にジャケットを引っ張られ
無理矢理座らされた。
「っちょっと藤ヶ谷さん!?
いくらキスマイどいえど
ドルチェのステージn「るっせえ!!怒」←……汗」
タイスケのこの様子を見ていたキスマイメンバーは……
「「まさにキスマイの恥……。」」←
遠い目でタイスケを見ておりヒロミツは行ってしまったタイスケの代わりに
廉をはじめとした周りの人に謝っていた。
「うちの藤ヶ谷が本当にすみませんっ!!
アイツ、ゆりちゃんのことになると周りが見えなくて……」
「ッチ!怒」←
(どいつもこいつもこの野郎……怒)
だが廉の怒りはしばらく収まることはなかった……。