• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


「っ……」


話をしている間にもあと15分ほどになった。
キスマイのメンバーたちはそろそろスタジオに向かうことにした。


「観客はもうスタンバイしてるらしいな……扉越しからも声が聞こえてくる……」

「っあぁ……」

「それではキスマイの皆さん!
こちらからスタジオ入りしてください!」

「「はいっ」」


スタッフの声とともに返事をするキスマイ、スタッフにより
スタジオの扉を開かれ中に入るとファンたちは歓声の声をあげた。


「「きゃあああああ!!!」」

「お待たせしましたお姫様!
収録始まるまでもう少し待っててね〜♪」

「「きゃあああああ!!!」」


スタジオ入りするなり早速ファンに声をかけるトシヤ、
他のメンバーもファンに手を振ったりお辞儀をした。
そして他の共演者も続々とスタジオ入りしていき最後に入ってきたのは
ゆりたちドルチェだった。


「Dolceの皆さんスタジオ入りです!」

「「きゃあああ!!/うおおおお!!」」


キスマイに比べ男女ファンがそれぞれいるドルチェ、
入るなり今日一番の歓声があがったが
数人のファンがゆりに向かって罵声を浴びせてきた……。


「この裏切り者ッ!!
散々俺たち裏切りやがってッ!!!」

「ほんっっとサイテー!!
他のメンバーの足引っ張んないで!!」

「半端な気持ちでアイドルしてんじゃねぇよ!!」



「っ……」

「「っ……」」
((っゆり……))


仕事場で初めて罵声を浴びせられたゆり、
ゆりは思わず顔を俯かせ唇を噛み締めた。
そして来海たちメンバーはゆりを複雑な表情で見た。
スタジオにいるスタッフたちは静かにするよう観客に促していたが
今度はタイスケファンと思われるキスマイファンがいる
エリアからもゆりへの罵声が飛んできた。


「藤ヶ谷くんの純粋な気持ちをよくも弄んでくれたわねッ!!
このクソビッチ!!アンタの母親もそうなら子供のアンタもそうよねッ!!」

「ちょっと可愛い顔してるからって調子乗ってんじゃねーよ!!
この性格ブスがッ!!」


「っ!」
(ママへの罵倒……何でママまでこんなに……)
/ 1590ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp