第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
そしてあれから何日か経った日、
この日はDolceが歌番組に生出演する仕事が入っていた。
収録開始時間は19時から、Kis-My-Ft2とも共演することになっている。
現在の時刻は17時過ぎ、ゆりたち出演者は各楽屋で待機してる。
ちなみにスキャンダル本のことはキスマイメンバーも当日に騒ぎで知り
タイスケはゆりを心配し後日連絡をしてくれた。
そして今日もいつもの如くゆりのところにお邪魔していた。
「藤ヶ谷さん……他のメンバーもいますしそんな居座んなくても……汗」
「だってここずっとゆりちゃんといれる時間全然ないんだもん……」
「「ジトー……」」
((子供かこの人は……))←
他のドルチェの面々はジト目でタイスケを見ていた。
そんなことをしているうちに時間は過ぎていきさすがのタイスケも
収録開始の30分前には退室、キスマイの楽屋に戻った。
キスマイの楽屋に戻ったタイスケ、ヒロミツに小言を言われながら椅子に座った。
そしてヒロミツは収録にあたって一つ気になることがあり眉間に皺を寄せていた。
「北山、お前何ずっと難しい顔してんだよ……」
「いや、ゆりちゃんのスキャンダル本が出てから
SNSを中心に誹謗中傷が酷いだろ?」
「っ……まぁ……」
(ゆりちゃんもやっぱり自分のアカウント見るのは
少し怖いって言ってたっけ……
俺は何もしてないからよくわからねぇけど……)
「俺、ちょくちょくエゴサしてんだよ。
そんでここ最近入ってくる俺らのファンの声なんだけどさ……」
「っ……」
「お前とゆりちゃん、結構前から噂になってただろ?
まぁお前がいつだか一般人の前で告白的なのしたから互いのファン同士
公認してた部分があるらしい……」
「え!それってファン的には俺の方がお似合いってこと!?」
「馬鹿。」←
「バカって何だよ!?」
「このタイミングでそんな話すっかよ……
お前らはファンにとったらほぼ公認でこの2人なら付き合ってても
問題ないっていうていのファンが割と多いみたいなんだ。
まぁリア恋系はそういうの当然認めてないけどな……。」
「っ……それとこれ、どう関係があるって言うんだよ……」
「はぁ……まだ理解してねぇのかよ。」
「っ……」