第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
_ドンッ!
「っ!」
(何……まさかこんな外で犯すつもりなの……)
肩にかけられていたジャケットは押し付けられた衝動でその場に落ちてしまった。
その瞬間ひんやりとした空気がゆりの肌を突き刺した。
ゆりは思わず体を震わせた。
「随分寒そうだな……オレが暖めてやるよ……」
「っ!?
まさか、本当にここで……」
「このままベッドに行くのもいいが、
万が一子守ロボットが勘づいたら面倒だからな……
お前だって、アイツが壊れんのは見たくねぇだろ?」
「っ……まさか、キラちゃんに見つかったらそのまま壊すつもり……?」
「そうだな……だが、拳銃なんては使わねぇよ。
こんな住宅街では目立ち過ぎるしな……」
「っ最低……キラちゃんを、またあの時みたいに悪用や
酷い事なんて絶対にさせない……」
「ふっ……なら、お前が見つからないようにすればいいだけだろ?
今お前が、大声を上げて助けを求めることはできない……この状況、
存分に活かさせてもらう……。」
「っ……」
ギュッと目を閉じるゆり、ゆりはこのまま犯されることを
やむなく受け入れることにした。
そして響は躊躇なく再びゆりに唇を落とした。
_クチュッ…
「んっ…_モミッ…っあ!///」
「早速感じてんな……」
「っ……///」
(私は絶対、屈しない……この人はただ私を使って満たしてるだけ……)
私は、憲吾以外を好きにならない……。
その想いを伝えることが許されなくて、できなくても……
私は貴方以外を好きになれないから……。
藤ヶ谷さんにあの時言われたみたいに、
私は誰に抱かれようと憲吾だけを好きでい続ける……。
憲吾以外を好きになるなんて、
私にはあり得ないことなんだ……絶対……。
「胸を少し触られるだけでも
随分反応するようになったなお前の身体……。
宙にも相当調教受けてるみてぇだな……」
「んぁ…!///」
「それとも、本の通り他の男ともヤってんのか?」
ニヤリと口角を上げながらゆりを見る響、
ゆりは顔を火照させながらも抵抗を見せた。
「っんなわけない……!
藤ヶ谷さんだって、ただ私を好きでいてくれてるだけ……荒木先生も、
ただ親身に私の話を聞いてくれただけ……貴方と一緒にしないで!」