第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「三船くんは、誰よりもゆりを想ってくれている。
それはゆりも同じだ。誰よりも三船くんを想っている……。」
『うん、そうだね……』
「ゆりは、俺たちを素敵な恋人だって言ってくれたけど……
俺からしたら、アイツらの方が素敵な恋人だって思う……」
『あの2人が素敵な恋人、なら……私たちは素敵な夫婦、かな?』
「あぁ、そうだな。(微笑)」
『ふふ……(微笑)
私からしたら、太輔は素敵な彼氏じゃなくて素敵な旦那さんだもんねー♪』_ギュゥ〜
「ぅぐ…ぉ、おま、そんな締め付けんな……汗」
百合は太輔の首元にぎゅうっと抱きついた。
人間の腕ではなくテディベアの短い腕で抱きつく為少し首を締め付けられる太輔。
顔も少し青ざめていた。
『もふもふの腕気持ちいいでしょ〜?♪』
「ぃや、下手したら俺窒息死する……」←
『えぇ……もうしょうがないなぁ……』
ゆりは名残惜しそうにしながら首元から腕を離した。
「はぁ……死ぬかと思った。」←
『そこまで言う!?』
そして本を読み終えた2人は本を閉じ部屋でゆっくり過ごすことにした。
『今頃ゆりや事務所、大変なことになってるんだろうね……』
「だろうな……今のとこ、俺のうちにはまだ誰も来てねぇけど……
三船くんあたり、大丈夫かな……」
『でも、太輔の周辺にも見張りの人たちがついてるんでしょ?
なら、ゆりの彼氏である三船くんにももう付いてるんじゃないかな?』
「だといいけど……」
2人は他の人たちを心配しつつも自宅内で過ごすのだった。
その一方でゆりは涼介と裕太と一緒に事務所に向かっていた。
ゆりは裕太と共に後部座席に乗っておりずっと俯いていた。
そんなゆりを落ち着かせるように
裕太はずっとゆりの肩を持ってあげていた。
「ゆり、大丈夫だから……」
「っ……」
「涼介、事務所のほうは大丈夫なのか?
電話鳴りっぱなしってことは事務所の外とかもマスコミで溢れてるんじゃ……」
「それはまだ俺も確認してないのでなんとも……ただ用心に越すことはないですから
極秘ルートで行きますよ。もしこの車にゆりちゃんがいるってなったら
それこそマスコミの餌食になりますから……」
「っ……」