第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「おいコラそこ(怒)」
2人にツッコむ太輔、そんな中画面越しの出来事は
突然部屋中にインターホンとノックの音が響いた。
その正体はゆりのスマホGPSを元にゆりの場所を特定させた
警視庁刑事の圭吾とマネージャーの涼介だった。
タイスケは危うく誘拐犯とされそうになったが涼介がその場にいたことで免れた。
「葛木さん、刑事してる時はこんな感じなのか……汗」
(食事一緒にした時と全然違う……)
『憲吾くんのお兄さんだっけ?この圭吾さんって人、』
「あぁ、血は繋がってないみたいだけどもう一人のお兄さんも
実の弟みたいに思ってくれてるみたいだな。」
しばらく映像越しから見ていた3人、
3人は最後に涼介とタイスケのやり取りを見て終わることにした。
『なんで何もしないんだよッ!!
っ俺だってゆりちゃんの役に立ちたい!
さっきみたいに、本音を打ち明けてまた泣けばいいッ!!
それだけでもゆりちゃんは少なからず救われるんだッ!!
なんで俺より身近にいる山田さんや他の奴には言わないんだよッ!!!』
『俺だってそうだよッ!!!
俺だって何度もゆりちゃんにそう言った!!
自分の気持ちに素直になってほしい!話してほしいってッ!!!』
画面越しから伝わってきたのはどちらもゆりをとても大切に
想ってくれているとわかるものだった。
タイスケはゆりのことを本当に大好きで涼介もゆりを
本当の娘のように大切に想ってくれていることを……。
『ゆりちゃん、
担任の先生ともちょくちょく話してるみたいなんだ。
何を話してるのか、俺にはわからないけど
もしかしたら愚痴とか何かを聞いてもらってるのかもしれない……
それでゆりちゃんはこんな状況下の中でもまだ自我を保ってるのは
そのおかげなんじゃないかって思うほど……』
『これ、荒木先生のことだよね?
ゆり、太輔の言うとおりに荒木先生に頼ったのかな?』
「荒木先生なら、ゆりの様子がいつもと違うことに
すぐ気がつくと思う。だからゆりに声はかけるとは思うけど……
山田くんの話聞く限り、聞いたからって話してくれるとは限らないみたいだし
ゆりも相当荒木先生には信頼をおいているんだろうな……」