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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


_翌日

この日は来海と千鶴以外のメンバーは普通に朝から登校。
同じクラスであるゆりと愛美の2人には特にこれといった会話はなく
その様子は獅依留と魅月はおろかクラス全員が異色だと思う光景であった。


「……。」


ゆりは休み時間の間は持ってきていた小説を読んでいた。
そのゆりから出ているオーラは誰も近づかせないようなものであり
誰も寄せ付けなかった……。


「……なぁ魅月、やっぱりアイツらおかしくね?」

「あぁ……特にゆりのほうはそうだな、
まるで人が変わったみたいだ……」

「他の2人にも理由聞くに聞けねぇよな、この様子じゃ……」

「部外者の僕達が今関わることじゃないと思うよ。
僕らが余計なこと言ってこじらせるわけにもいかないし。」

「っ……そう、だよな……」
(ゆりたちの幼馴染なのに、俺には何もできねぇのかよ……)


ゆりたちDolceとは生まれた赤ちゃんの頃から付き合いである獅依留、
所属する事務所やグループが違うだけで何も見えないことが辛かった……。

そして来海を送り届けた風磨と大毅は緊急会議に参加すべく事務所に向かっていた。
他のマネージャーは既に事務所に集まっているが
会議は13時から始まることになっている。
ちなみにお昼は食堂などそれぞれ済ましてからのスタートとなっている。
涼介もまた食堂でお昼を済ませ会議が行われる会議室へ足を運んだ。
時刻は12時半ほど、まだ涼介以外のマネージャーは来ていなかった。


「俺が一番乗りか……菊池からは昨日来海ちゃんの様子は聞いたけど
他のメンバーについては他のマネージャーにも聞かないとな……」


涼介は他のマネージャーや瑛二が来る前に机をセッティング、
その間に他のマネージャー達も会議室に入ってきた。


「山田、お疲れ様。」

「お疲れ知念、」

「僕もセッティング手伝うよ。」

「ありがとな。」


侑李も机のセッティングを手伝い終わる頃にはマネージャー全員が揃い
そこから間もなく瑛二と明人も会議室に入ってきた。


「皆、よく集まってくれたな。山田も迅速な対応感謝するよ。」

「チーフマネージャーとして、当然のことです。
それじゃ皆さん、好きな席に座ってください。
まずはそれぞれメンバーの状況を把握しましょう。」
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