第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「……時間は、多少なりとも掛かるんじゃないかって思ってる。」
「っ……そう、か……」
(本拠地が分かってるとはいえ、アイツらはかなりのやり手だ……
櫻井さんたちもやっと本拠地を捉えられたってことだもんな……)
「……調査チームは複数のチーム分かれている、
俺は警視総監って呼ばれるいわゆる一番偉い人の下につくチームに配属されてね……」
「っ!?」
(櫻井さんと圭吾が一緒に捜査をするって事か……?)
「圭吾、また憲吾の顔色変わったぞ……コイツ、何か知ってんじゃねぇか?」
「……うん、知ってるよ勇吾。」
「「っ!?/は?」」
圭吾の思いがけない言葉にまた驚きを隠せない憲吾、圭吾はそのまま言葉を続けた。
「憲吾、無理して隠さなくていいよ。
櫻井さんから北京でのことは聞いてるよ、
憲吾もゆりちゃんたち助けに行ってたってこと……
兄としては憲吾まで危険な目に遭わせたのちょっと許せない部分はあるけど
ゆりちゃんに一番必要なのが憲吾だっていうなら仕方ないよね……」
「っ……なんで……」
(櫻井さん、あの時は絶対バレちゃいけないって言ってたのに……)
「俺の調査チームは他のチームと違って特殊でね、
憲吾も櫻井総監が関わってるなら何となく察しちゃうかな?
俺とひとりの公安警察、そして櫻井総監の3人チーム。
このチームはより調査状況を把握してるんだ。
すなわち、他のチームより一足早く情報を得ているんだ……」
「っ……まさかお前、ゆりがどんな状況なのかってのも……」
「まぁ、一応聞かされてる……何せ、
本拠地が分かったのはゆりちゃんのおかげなんだからね……」
「っ!?」
(ゆりが……やっぱり、ゆりは組織と接触が……
ゆりが、情報を引き出してるってことか……?)
「俺も憲吾と言えど内情ペラペラ喋る訳にはいかないけど
ゆりちゃんは協力者として組織と関わりのある人物と接触していて
総監に情報を教えているんだ。」
「っゆり、そんな危険な真似……」
「うん、本当に危険な事だよ……だってゆりちゃん、まだ中学生だよ?
憲吾よりも子供で……でも、組織に一番近いのはゆりちゃん、
だからゆりちゃんに協力してもらうしか俺たちは何もできないんだ……。」