第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
着替えを済ませた憲吾は双子が待つ車の元へ向かった。
勇吾は後部座席に乗っており憲吾は助手席に座った。
「待たせたな、」
「全然大丈夫だよっ……勇吾、憲吾が隣に来なくて残念だったね笑」←
「っ…るっせぇな……」
また不貞腐れる勇吾、そんな兄を放っておき圭吾は車を出した。
「さて、出発するよ。」
「どこの店行くんだ?」
「紫鶴方面に気になるお店があってさ、色んなジャンルの料理を扱ってるんだよ。」
「へぇ……」
(紫鶴って、ゆりの地元じゃなかったけ……)
「……憲吾、思ったより反応薄いや……
ゆりちゃんの地元がある地域なんだけどなぁ……」
「一応知ってる……わざわざ選んだ理由ってそれか?
てか、なんでお前がゆりの地元知ってんだよ……」
憲吾は運転する圭吾に目を向けながら会話を続けた。
「後々憲吾に話すつもりでいたんだけど、ゆりちゃんたちドルチェって
少しヤバい組織に目をつけられてたんだ。
憲吾も、北京のライブ中継見てたならなんとなく分かるでしょ?」
「っ……まぁ……ゆりからは、
あまり詳しく聞けてねぇけど……」
(俺が北京に行ってたこと、言わねぇようにしねぇと……
それじゃ他の奴らに内緒で行った意味がない……)
憲吾は口を滑らせないように注意を払った。
「その組織の本拠地が歌舞伎町にあるってことがわかってね、
公安をはじめとして、俺たち警視庁・刑事の人間も調査チームに
加わることになったんだ。」
「っ!?」
思わず驚きを隠せず圭吾を見る憲吾、圭吾は運転しながらなので
憲吾の表情はあまり見えてないが後ろに座ってる勇吾にはよく見えてるので
構わず憲吾に突っ込んだ。
「お前、凄い驚きようだな……
お前もまるで内情を少なからず知ってるような顔だな……」
「っ別に、そんなんじゃねぇよ……こんな近いところに危険な組織がいるってことに
少し驚いただけだ……圭吾、お前も調査チームに加わるってことなのか?」
「うん、今日上司から言われてね……だから早速調査をはじめてる人もいるよ。」
「っ……解決、できそうなのか?」
(1日でも早く、アイツを逮捕してほしい……組織が潰れれば
ゆりはもっと頑張れるはずだ……)
「……」
憲吾の問いに圭吾は少し眉を下げた。