第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
優吾は横目で響を見ながらジェシーたちに指示を出した。
「もしかしたら、アイツは組織のボスかそれに近い奴らかもしれない……
ここから、細心の注意を払って監視する必要がある。
組織の連中ならパパラッチやヤラカシと違って早々に行動には移さねぇはずだ。
ここは家族連れやカップルが集まるレジャー施設、土曜で人も多いからな……
1人は3人を監視、残り3人はパパラッチ、ヤラカシ勢に注意を払う……
この作戦でいいか?」
「「あぁ。」」
「よし、俺が3人を監視するからお前らは引き続き頼む。」
「「了解。」」
4人は再度自分の役割を把握し尾行と監視を再開させた。
その一方でゆりたち、
ゆりはまさか響同伴のデートになるとは思わなかったので
魚を鑑賞する余裕もなかった。
宙と響はゆりを挟むように横に並んでるのでゆりの緊張もかなりのものだった。
「っ……」
(2人とも、180以上の長身ってこともあって変に圧力感じる……
てか、私たち目立ってないよね?
宙さんなんやかんやメガネだけだし響さんは変わらずあの感じだし……)
「っゆりちゃん緊張してる?
ごめんね、こんな兄貴が出てきたばっかりに……」
「テメェ、コイツの前だと随分強気だな……」
「弟のデート邪魔しといて、よく言うね……」
「っ……汗」
(板挟みキツすぎるってば……
まだ響さん単体と一緒に歩いてたほうがラクだよ……)←
『……汗』
(ゆりちゃんのストレスゲージがどんどん溜まってく……)
水族館は後半緊張のあまり見ることができなかったゆり、
緊張を少しでもほぐす為かドリンクだけは宙より早くに飲み終わっていた。
「ゆりちゃん、ドリンク飲み終わるの早いね……
オレまだ半分なのに……」
「腹でも減ったのか?
フードコートも混む前に行ったほうがいいんじゃねぇか?」
ゆりは腕時計に目を向けた。
時刻は11時になるところであり半を過ぎればフードコートは混み始めるだろう……。
「……確かに、人目少しでもつかない為なら
今のうち行ったほうがいいかもしれないですね……」
「ゆりちゃんがそう言うなら、ちょっと早いけどお昼にしよっか。
……あ、ここは兄貴の奢りでね。」
「あ?」
「……汗」