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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー


「っジュリ……テメェどういうつもりだ……」

「部外者は黙ってもらおうと思いましてね……それに、
さっさとケリつけたいんでね。」

「は……?」

「っ……」
(ジュリさん、なんでこんな事を……一体どうなっているの?
憲吾、これは一体……っ!)


「……(嘲笑)」


ゆりが憲吾に目を向けた時、憲吾は怪しい笑みを浮かべおり
状況が全く読めなかった……。


「っ……憲吾?」
(何で笑ってるの……?人が撃たれたんだよ?
なのに何でそんな嬉しそうにしてるの……?)

「おい……銃は万が一の時だったんじゃねぇのかよ(嘲笑)」

「まぁ予想外の展開だったし?
シナリオ狂う前にチャチャっとねぇ……」


樹も笑みを浮かべながら銃口を響に向け狙いを定めた。



っそんな……ジュリさん嘘でしょ?
何で響さんに銃を向けて……
それに何で憲吾はこんな状況で笑っているの?
まさか……



「っテメェら……まさか繋がってたのか……」

「ご名答っす響さん♪
んじゃ、響さんが拳銃取り出す前に……」



っそんな……



「っふざk_パァンッ!‥っ!」

「響さんッ!!」


ゆりはすぐ響に駆け寄り支えた。
響は左手で傷口を押さえていたがそこからどんどん血が流れていた……。


「ッく……っテメェ……睨」

「それでお得意の利き手は使えなくなりましたねぇ♪
一応左腕も潰しておこうかなぁ……」

「っ!?
っ止めてジュリさん!!」

「っば、ゆり……!」

「っ……」
(もしここで響さんが殺されるって言うなら……)

「ちょいちょいゆりちゃん……そこに立ってたら危ないよ?」


響を庇うように両腕を広げるゆり、響は思わず止めたが
ゆりは構わず響を庇った。
体の震えも止まらずゆりは樹に向かって叫んだ。


「っ……響さん殺すなら私も殺してッ!!」



響さんが死ぬなら私もここで……響さんだけ死なせない……!



「勇ましいねぇ…… でも "オレは" 響さん殺すつもりないよ?
無論ゆりちゃんもね、」

「っ……?」
(俺は?どういう意味?ジュリさんは殺さない……?)


_パァンッ!


「ぐッ…!」

「っ!?」


ゆりが状況を理解する前に再び銃声が響いた。
後ろからは響の呻き声が聞こえた。
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