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リヴァイがおさななじみな話 に。【裏】

第2章 おしおきの話


そして、彼は完全に手の動きを止め、ノンに対して何もしなくなった。
「…、……っ、」 
ノンはなんともいい現せない、切ない気持ちになり、苦しそうに眉を寄せる。その瞳には涙が溜まり、酷く卑猥だった。
そんなノンをリヴァイは黙って見下ろす。
そして立ち上がり、ノンの上に股がるようにして組敷くと、ゆっくりと顔を近づける。
しかしそれは寸でのところで止まった。ノンはキスをされると身構えていたから拍子抜けしてしまう。
しかしリヴァイは何もしない。
鼻先が当たるような距離。

吐息がかかり、よりいっそうすごく近い距離にいることを意識してしまう。

ノンはあと少しで埋まる距離に堪らない焦りを感じ、自ら顔を近づけた。

「…り、ヴァイ…してよ」
近づいてきた顔にリヴァイは頭部を後ろに引く。そして先程よりも距離を保った。
「な、なんで…」
自らのキスを拒まれたという事実が
ノンを不安がらせた。
しかしリヴァイは依然として、ノンに冷たい視線を送り、上から見下ろすだけだった。

ノンはそんなリヴァイを見て、胸が苦しくなった。

リヴァイのやりたいことが全く分からない。キスをしたいのにさせてくれない。もう私の事嫌いになったのかな…。

そんな事を頭で考え出したらキリがなくなる。
すると、考えていることが口を通じ、言葉になって溢れ出した。
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