第1章 あのあとの話。
「ねぇっリヴァイっ!聞いてる!?」
「…うるせぇな……なんでもいいだろうが…」
「良くない!!!!!!!!!!」
ーーーーーーーガバッという音と共に二人の身体を隠していた布団がめくれあがる。
「…ほう…ノンにしては大サービスだな」
ノンが両手をついて起き上がったせいで必然的に露になるのは当たり前で。
リヴァイは肘をつき、頭を支え、まるでテレビでも見るかのような姿勢でノンの裸体を眺めた。
ノンは暫く固まった後、下を向き、自分の状態に気づく。
そして、もう一度リヴァイを見ると、リヴァイは同じ態勢で少し口角を吊り上げ、ノンの瞳を見つめていた。
「…もう一度ヤるか?」
リヴァイは意地悪そうに笑った。
「…お、おわぁぁぁあっちっ!!!!!」
ノンは慌て、布団の中に潜り込んだ。
心臓がはち切れる程、バクンバクンと鳴る。
顔はりんごよりも紅かった。