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リヴァイがおさななじみな話 に。【裏】

第2章 おしおきの話


「私、中学3年生の子の家庭教師することになったよ!」
ノンは笑顔でリヴァイにそう言った。
「……あ?」
リヴァイは、心底機嫌の悪そうな表情を見せ、読んでいた本から顔を上げた。

そして冒頭に戻る。


「うんっ!かっこいいでしょ」
ノンはにんまりと笑う。
「…てめぇみたいな馬鹿に出来るわけねぇだろ…」
呆れた様に溜め息をつくと、机の上に置いていた紅茶の入ったカップに手を伸ばし、再度本に目線を落とした。
そんな彼にノンは頬を膨らませた。
「…バカだけどバカじゃないし!教えるのは私の得意な数学だし!出来るし!余裕だし!」
必死に抗議するノンにリヴァイは眉を潜め、口を開く。
「…ぎゃーぎゃー騒ぐんじゃねぇ…馬鹿」
「あーっ!また馬鹿って言ったぁ!」
すると今度は立ち上がったノンが、リヴァイの方へ手を伸ばし、勢い良く、机に置いていた、彼が飲んでいたであろう紅茶の入ったカップを奪いとった。
ちゃぷんっとカップ内で波がたつ。
自分が飲んでいた物を奪われたリヴァイはいつも以上に眉間にシワを寄せ、ノンに背筋が凍るようなな視線を送る。
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