第1章 1
この匂いが一番落ち着く
もっと安心感が欲しくて抱きつくと
「離せ、動きずらい」
「やだ
ジン一緒に寝よ?」
「なんでだよ」
そんなの怖いからだよ
「ダメ?」
「チッ」
めんどくさそうに舌打ちし
ヒョイと抱っこされてジンの寝室に連れていかれる
「ここで寝てろ」
ポスッとベッドにおろされる
「ジンは寝ないの?
横に居てよ、じゃないと寝ない」
「ハァ…分かったから大人しくしてろ」
「うん
あ、ウサギ持ってきてない」
「俺が居るからいらねぇよ」
「分かった」
寝転び目を閉じる
隣にジンが居るのを感じて安心する
すぐにうとうとしてきた
「おやすみジン」
「あぁ」
ジンは横に寝ながらこっちの髪を触ってた
自分の触ればいいのにって思いながら寝た