第1章 １

「寝てたろ

どうした？」

「うん寝てたよ。

でも起きちゃった、寝れない」

「ﾁｯあの夢か？」

「そうなの…

ジン、助けて怖い」

「ﾌﾝｯ来い」


ジンは膝の上に座らせてくれた



自分の身長は12歳ながらも140センチちょっとしかないから背の高いジンにすっぽりと埋まる　


「何してたの？」

「読書だ」

「面白い？」

「まぁまぁだな」

ジンからトリートメントの良い匂いと煙草の匂いがする