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鬼滅の心得 【鬼滅の刃】

第5章 過去の亡霊 R18


産屋敷side


鎹鴉により報告をうけた。
あの鬼舞辻が犯しそして殺さずに
生き残らせた少女がいると

「お館様、岩柱様が到着したとの事です」

縁側に座っていれば隠しの子が伝えにくる

「あぁ、通しておくれ」

そう告げれば向こうからやってくる2人

「お館様、失礼します。
こちらが報告した…」

行冥がチラリと視線をやれば
少女は強い眼差しを向けながら

『霄伽絢迦と申します。』

そう告げると頭を深く下げる

「やぁ、話しは鎹鴉から聞いているよ
絢迦、君が出会った鬼舞辻について
聞かせてもらえるかい?」

『はい……』

俯くその顔はとても儚げで
今にも消えてしまいそうな雰囲気がある
その顔は初めての筈なのに
どこか懐かしくも感じた……


「なるほど。それじゃあ君はその時が
初めて見た筈なのに鬼舞辻は絢迦の事を
知っているようだったんだね」

自分でも驚いていた。あの男が誰かに
執着するなど到底ありえないこと
もしかしたらこの子が何かを変える
きっかけになるのかもしれない

『えぇ、でも本当に会った事は
ないと思うんです…。あの日が
初めての筈だったんですが』

「そこについては君の家柄が関わっているかもしれないから調べさせよう。絢迦君はこれからどーしたい?」

探るように見つめると

『お父様とお母様の仇がとりたい…
私以外にもうこんな思いをする子を
これ以上、増やしたくありません!』

とても耳ざわりの良い透き通った声で
己の意思を告げた絢迦に
柄にもなく目を奪われる

「それじゃあ、行冥に頼みたい
育手に絢迦を紹介しておくれ」

今まで側で聞いていた行冥につげる

「し、しかしお館様…」
『育手とはいったい?』

「鬼を倒す為にはそれ相応の修行を
しないといけないんだ。
それを教えてくれる人の事だよ」

戸惑う行冥を目線だけで黙らせると
絢迦に教える

「とりあえず今日はゆっくりして
明日にでも紹介してもらうといい」

少し体調が悪くなってきたので
立ち上がりながら告げた

『ありがとうございます‼︎』

背中にお礼を受けながらまた1人
愛しい子供が増えたと考えていたー…




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