第4章 柱合会議
『それに炭治郎君は鬼舞辻に
遭遇しています』
「「「「「!!」」」」」
絢迦の言葉に柱が炭治郎につめよる
「そんなまさか!?」
「柱の中でも絢迦しか
会った事はないのに!」 「どんな姿だった!?」
騒いでいる柱達に向かい産屋敷が
人差し指を口前にあてると
先程までの事が嘘のように静まり返る
「鬼舞辻は炭治郎に向けて追ってを放ってる。
私は初めてだした尻尾を離したくない。
わかってくれるかな?」
「わかりません、お館様。
人間ならばいい。でも鬼は駄目です!」
そう言って自分の腕を斬りつけると
禰豆子の箱にたらしはじめる
『実弥さん!やめてっ』
「禰豆子ォオ!!」
止めに入ろうとした絢迦を
煉獄が炭治郎を伊黒がとめる
「絢迦、それはダメだ!!」
『杏寿郎さん離してっ!禰豆子ちゃんが!』
その間にも不死川は禰豆子をつれ
屋内にはいるとさらに煽りだす
「出てこい、鬼!
お前の大好きな人間の血だァア!!」
その言葉と共に箱から禰豆子が、
ゆっくりとでてくる
その顔は涎をたらし今にも飛びかかりそうだ
『お願い、離して杏寿郎さん。』
「っ…///耐えるんだ絢迦」
涙目の絢迦の顔を間近で見た
煉獄は思わず赤面するが持ち直す
「伊黒さん、強く抑えすぎです
もう少し緩めてください」
「動こうとするから押さえているだけだ」
しのぶの忠告にも耳をかたむけず
伊黒は強く炭治郎を押さえ込む
「竈門君、圧迫された状態で
呼吸をつかうと血管が破裂しますよ」
「ゔぁあ"ぁぁあ」 「竈門くん!」
それでも炭治郎は唸りながら
腕の縄を引きちぎる
「………」 「なんの真似だ冨岡?」
押さえていた手を冨岡が掴んでおり
炭治郎はやっと抜け出せる
「禰豆子!ダメだっ!」
『禰豆子ちゃん、我慢してっ!』
室内に向かって叫ぶ2人
禰豆子の頭の中には声が響く
(人間は守る者。傷つけてはいけない)
そして聞こえる兄と絢迦の声ー
「な"っ!?」
禰豆子は思いきり顔を逸らしそっぽを向く
「どうしたんだい?」
「不死川様から三度刺されていましたが
目の前に血塗れの腕を突き出されても
我慢して噛まなかったです」
状況を説明する子供