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Break! 【イナズマイレブン】

第34章 Swear!〈綾織 星羅〉£


『ゆーと君っ…ゆーと君っ…あっ…も、だめっ…』
「もう少し…だ…」

ゆさゆさと自分の乳房も揺れている。その動きでどれだけ激しいかが分かっていた。

「星羅っ…俺も…イきそうだ…」
『うんっ…一緒に、イこ…?』

自分から有人君に口付けて快感に身を委ねた。

『あっあっ…も、やぁ、あっ…あああああっ…!』
「くっ…俺も…出るっ…」

ナカに暖かい感触をゴム越しに感じた。急に力が抜けて、有人君に寄りかかる形になる。

『はぁっ、はぁっ…んっ…』
「シーツがびしょ濡れだな」
『うぅ…』
「心配しなくていい。今日は俺の部屋で寝よう」
『い、良いの?』
「ああ。まずは風呂に入った方が良いな」
『あの…凄く言い難いんだけど…腰、抜けちゃった…』

立ち上がろうと思ったが、初めての事で腰が抜けてしまったみたいだ。

「なら、風呂は明日だな」
『ごめんね…』
「いや、構わない」

そのまままたお姫様抱っこで有人君の部屋に向かった。使用人の人に会わなくて本当に良かった。

『ごめんね、重かったでしょ』
「いや、寧ろ軽くて心配になる」
『お世辞は良いの。明日、部活休みで良かったね。有人君』
「幸い、父さんも居ないからな」
『居たら大変だったよ…』

でも、有人君と一つになれた事が嬉しかった。恋人として一歩前に進めたのが嬉しかった。クリスマスって言うイベントを利用させて貰ったけど、でも進めたのは嘘じゃ無い。

『ありがとう。有人君』
「…?」
『こんな私を愛してくれて。ありがとう。そして、変えてくれてありがとう』
「全部お前の力だ」
『今思えば、始まりは有人君が話しかけてくれた事だと思うの。今年はかるたの大会には出れそうに無かったけど、来年こそは絶対に出たい。成長したい。そう思える様になったのは、有人君が私を見つけてくれたから』
「俺もかるたの大会は楽しみにしている。だが、成長自体はお前の力に間違いない」
『そっか…ふふっ…』
「もう遅い。ほら、寝ろ」
『うん…おやすみ。有人君』

少し近付けばキスできる距離にある顔。何だか新鮮だなぁ。偶にはこうして二人で寝るのも良いかもしれない。そしたら、もっと君の事が分かる様な気がするから。

「また明日…星羅」

また明日有人君と沢山お話して、一緒にいれる幸せ。これ以上の幸せを私は知らない。だから、噛み締めておかなきゃ。幸せは普遍的じゃないから。
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