• テキストサイズ

GSG-9【リヴァイ 進撃の巨人】

第1章 序章


人は、殺人現場だったり、戦場だったり、生き死にを目の当たりにすると段々顔付きが変わってくる。普通の人では分からないかもしれないが、こっち側の人間だとよく分かる。

しばらく写真をみていると、エルヴィンから説明がはいった。


「気になったか?その子は、今期唯一の女性訓練兵で、配属は前線を希望だ。創立以来初の女性訓練兵だからな、最初はリヴァイ班で経験を積んでもらう予定だ。」


「ハッ。訓練兵には見えねぇナリだか。」


「見た目はな。しかし、写真を見て何かを感じただろう。その子は人の生死に直面した事がある。GSG-9を志願したのもそれが理由だ。強い意志がある、立派な兵士だ。
それに、女性初の前線部隊として、我が部隊での広告的存在にもなる。リヴァイが、面倒を見てほしい」


「了解だ、エルヴィン。お前に従おう。」


リヴァイは、ファイルを持ってエルヴィンの部屋を出た。
広告的存在か。。つまり、危ない目に合わせすぎないように、飼い慣らせということか。強い意志があるという事は、本人はこれを不服としそうだが……。

「チッ」

自然に舌打ちがこぼれた。これまた面倒な仕事を押し付けられたものだ。リヴァイは、こめかみを押さえながら、長い廊下を歩いっていった。

/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp