• テキストサイズ

異世界人の冒険

第68章 ボスの素顔


船に何とか上がってルフィ達を無事救出。ナミが涙流して謝る3人に容赦なく平手打ちを食らわす。一応戦闘中だし、これのせいで負けるわけでもないけど…今後の為にね。

「何かでっけー奴が来たぞ!!金棒振り回してる!!さっきの通信何だ!?医療費とか言ってたけど。」

「あいつハンドル持ってねェ!!まさか“体当たり”ってこっちゃねェだろうな。あの速度と巨体で突っ込まれちゃ船がもたん。」

金棒を振り回して落ちてくる敵。何て捨て身な攻撃なんだ…いくらお金を出してくれるからって、もしかしたら医療費も何も自分が死んでしまう可能性だってあるのに。

「ルフィ、お前魚の方いけよ。」

「おお、よしきた。」

「思い知れ、この速度で落下する巨体の破壊力は“隕石”にも匹敵する。」

「やっぱり曲がる気ねェぞ!!!」

水を吐き出して復活したルフィにサンジが合図を送る。2人は落ちてくるトビウオと敵に向かって飛ぶと同時に攻撃をした。サンジは敵に蹴りを、ルフィはトビウオが船に突っ込まないように風船で受け止め船に叩き落とした。

「カッチョイイ〜〜!!!二人共!!」

「今日の夜メシだ!!」

「近くで見ると大きいわね。」

しかし、倒したはいいが気づくと船の上を何体ものトビウオが飛んでいた。囲まれて、一人一人相手をしてると日が暮れそうなくらいだ。しかも急降下して私達に攻撃してくるから油断もしてられない。

「気がつきゃ結構な数飛んでるぞ!!一体何匹倒せば終わりなんだ!?」

「乗りて〜〜〜〜!!くそ〜!!さっきのでおれが諦めたと思うなよ!!」

「いや諦めてよ!!もう助けないよ!?」

お願いだから諦めて。もう海に飛び込むなんてごめんだからね。とか言いながらも、もしまた海に落ちたら助けに行くんだろうけどさ。なんてこと考えてると、復活したブルックが今度は船に手をついて震え出した。

「何て事ですか……私!!“麦わらの一味”における初陣!!お役に立たねば男の名折れ!!!」

「おう、どうしたブルック。」

「あのトビウオ何騎減らせます事やら…不弁ながらもこの手並みの程…ご覧頂きます!!とうーーー!!!」

船の甲板から外へ飛び出したブルック。骨だけだからといっても、マストを超えるくらいまでの大ジャンプ普通にできることが凄い。
/ 1013ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp