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異世界人の冒険

第66章 2人目の七武海


ルフィのギア2、久しぶりに見た。エニエス・ロビーでルッチと戦った時以来だ。既に体はボロボロなはずなのに、あの時倒れて動けなくなった程反動が凄い技。本当に、全力を出すつもりだ。

「おれ達の消滅が先か…!!モリアの自滅が先か…!!!」

「“ゴムゴムの”…!!“JETロケット”!!!」

図体がデカイ癖にスピードも早い。だけど、速さはルフィの方が勝ってる。モリアのお腹に技を決める。すると、モリアの口から影が出てきた。

「“JETバズーカ”!!!“JETバズーカ”!!!」

お腹を叩けば叩く程、モリアの口から影が出ていく。見た目あんな詰め込んでますよって感じだったけど、本当に詰め込み過ぎたのかもしれない。

「どんどん解放されてく!!」

「あいつの支配下にある筈の影達がなぜ…!?」

「モリアの意識が薄れて支配力が落ちてんだ…100体の影なんてさすがにモリアにも制御しきれねェんだよ!!」

気力だけで影を取り込んでいるのか。ということは、この調子でどんどんモリアのお腹を叩けば、それだけ詰め込まれた影が解放されていくってことだよね。その影にルフィ達の影も入っていればいいけど…

「“欠片蝙蝠(ブリックバット)”!!!『影箱(ブラックボックス)』。」

ルフィは影で作られたコウモリの大群に襲われる。襲われるというか、囲まれてコウモリが箱に変わりルフィを閉じ込めてしまった。悪足掻きだろうな…

「砕けろ!!!」

そう思った瞬間、ルフィが入った箱にモリアの渾身のパンチが炸裂した。潰れてグシャグシャになった箱。それに追い打ちをかけるようにモリアが何度も何度も念入りに踏み潰す。
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