第64章 巨大なバケモノ

「スゲェ！！！撃ち抜いた！！！スキができたぞ！！！攻撃をつなげェ！！！」

「上出来だホネ…！！2刀流“弐斬り”“登楼”！！！！」

ゾロの斬撃はオーズの左肩を攻撃した。しかし、ゾロに攻撃し返す様子はなく、壁に刺さったまんまのブルックを見た。

「この……！！いや…まずはこのガイコツにとどめだ！！！“ゴムゴムの”……！！！“戦斧(オノ)”！！！」

「「「ブルック〜〜っ！！！」」」

ブルックがいた建物がオーズの踵落としにより全壊した。ちょっとあたりどころが外れてればいいんだけど…あとで絶対迎えに行くからねブルック。今背後ガラ空きだから攻撃が通るかもしれない。

「届けっ！！」

氷の礫を空気抵抗に負けない程度細くしたものをオーズに向けて放つ。ドスドスドス、と通過はしないものの着実に刺さってる。ダメージ受けてるようには見えないんだけどなぁ…攻撃を守ったあと、くるっとこっちを向いてオーズは睨む。

「次はお前だァ〜〜〜〜！！！氷女ァ〜〜〜〜っ！！！」

「うわやだその名前！！！」

「なまえファイト！！」

「“ゴムゴムの”…“バズーカ”！！！」

待ってこれ避けられんのか。今や腕も足も伸びるまんまルフィのオーズにかなうのか？一応いつでも逃げられるように氷を構えてオーズの攻撃を待つ…が、

「……ん？伸びなくなった。」

「“八十輪(オチュンタフルール)”『四本樹(クロトワ・マーノ)』…“ホールド”！！！」

「えっ…？」

隣に立っていたロビンが、オーズの中にいるモリアに攻撃を仕掛けていた。攻撃というか、攻撃をしようと操作していたモリアを能力で止めてくれた。

「ちょっと影の操作、やめて貰えないかしら…」