第50章 船大工職人
「…ンマーとにかく…こいつらこれでも船に関しちゃあ、一つのドックに5人しかいない“職長”を務める程の優れた技術者だ。カクもその一人。ここは職人の腕一本の世界、性格は妙でも気にするな。」
「ホント妙だ。」
「さァ入れ、中を案内しよう。金をもう手離すなよ、中に盗っ人はいねェ筈だが。」
「さっきはおれも落度があって迷惑かけた。おいルフィ、お前しっかりおれをガードしろよ!!」
「よしわかった!任せろ!!」
「不安。」
「私も。」
元気よく任せろ、と言ったルフィは全然頼もしくない。どっちかというと、ルッチさんやパウリーさん達のほうがまだ安心するというか…まぁこんな強い人たちがいっぱいいる職場だ、早々また盗られるなんてことはないだろう。