第47章 コンバット
ピ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
『そして今、試合終了のホイッスル!!!グロッキーリング決着〜!!!デービーバックファイト二回戦!!無敵のチーム、グロッキーモンスターズをくだし!!ゲームを制したのはな〜〜んと!!麦わらチ〜厶!!!大勝利〜〜〜っ!!!!』
「やったぁーー!!!」
「まぁ当然だな。」
ピョンピョン跳ねて喜びを表す私に、2人はとても冷静である。当然だなんてのたまっちゃって、ゾロに勢いで抱きつく。いや、顔本当に悪そうだな。喜んでるんだろうけど…
「おめーらチキショー、ハラハラさせやがってーっ!!」
「イヤ、いてェいてェ。」
「うははは、あったり前だ!!こいつらが負けるかーーー!!」
「んナミさ〜〜〜ん♡ロビンちゃ〜〜〜ん♡見てた!?ホレた??」
「ステキだったわよ。」
サンジはすぐメロメロしてナミとロビンのところへ褒めて貰いに行った。ウソップはめっちゃ号泣しながらバシバシ、とゾロを叩く。ルフィはひたすらと笑っていた。これでチョッパーを戻すことができる。
「さーー、それじゃあ二回戦の勝者麦わらチームには、フォクシー海賊団から船員(クルー)1名もしくは海賊旗(シンボル)を奪う権利が与えられるよ〜〜っ!!麦わらの一味船長はだ〜〜〜れが欲しいのかな!!?」
ドラムロールがなる。そんなのチョッパー1択に決まってんのにね。みんな何かドキドキとした顔をしてるんだけど、もしかして自分が選ばれるなんて思ってんのかな。
「もう決まってんじゃねェか。じゃあチョッ、」
「ちょっと待ってルフィ!!」
船長からの名指し、というところでナミが止めた。緊張してたからか、フォクシー海賊団のみんなはズザ、とオーバーリアクションをする。
「三回戦は一対一の決闘よね。出場選手はルフィとオヤビンだけ。じゃあ今オヤビンを取っちゃえば、三回戦は不戦勝になって…もうこれ以上戦う事もなくチョッパーを取り戻せるんじゃない?」
え、ナミ頭がよろしい。そっか、確かに次のゲームは一対一。先にフォクシーを取っちゃえば、何の問題もなくチョッパーを連れ戻せる。しかし、フォクシー海賊団は驚愕な顔をしていた。