第46章 グロッキーリング
コンダバダバダバ♪コンダバダバダバ♪
「おっと聞こえてきた、やつらの入場テーマ曲!!これまた『グロッキーリング』無敗の精鋭!!!そうだ、こいつらに敗北などあり得ない!!その名も“グロッキーモンスターズ”!!!今、フィールドに……!!登場〜〜〜〜ォ!!!」
軽快な音楽と共に船から出てきたのは…大きな人。人じゃないだろこのデカさ…私より背が高いゾロとサンジの10倍以上も大きい人いるし。しかもその巨人の頭にはボールの印がある。
「先頭には四足ダッシュの奇人、ハンバーグ!!!続いて人呼んで“タックルマシーン”ピクルス!!そして最後方には、魚人と巨人のハーフ!!“魚巨人(ウォータン)”のビッグパン!!!まさにモンスター共の行進!!!さァさァさァ!!」
「ひぇ……失敗だったかな…」
「不足は?」
「ねェな。」
私が出場したのが早まったかと後悔した。だが、2人の余裕そうな顔を見て、何故だが分からないが私絶対邪魔だったと思った。ゾロなんか首をゴキ、と鳴らしながらこれから戦うことが楽しみで仕方ないように笑っていた。
「我らの誇るグロッキーリング最強集団に対するのは!!一回戦でお邪魔軍団を蹴散らした“暴力コック”!!サンジ!!!6千万の賞金首!!“海賊狩り”!!ロロノア・ゾロ!!!!そして〜〜!!自分の首を締めちゃったね〜、これまた第一回戦にて不思議な力で仲間を援助した麦わら海賊団副船長なまえ!!!」
「おれ達が呼ばれるなんて、どれ程の相手かと思うたど。イヒヒ、なァビッグパン!!」
「………………………………は?」
「ぷぷーっ!!ぷぷぷぷ、聞こえてねェ!!」
「何だコイツら。」
私の紹介、何で私の気持ちバレてんだ?というか、余計なお世話だわっ!!そしてそんな緊張してる私の前で何でそんな楽しそうなの君達。
「フィールドorボール!?」
「ボール。」
「ボールを取ったのは我らがグロッキーモンスターズ!!麦わらチーム、“ボールマン”は敵陣のミッドサークルへ!!試合中“球印”を頭につけた“ボールマン”は二人!!敵の“ボールマン”を敵陣リングにたたき込めば勝ちだよ〜っ!!!」
やっぱりか!!やっぱりボールマンはゴールにたたき入れられるのか。まぁでもサンジなら大丈夫かなって思うんだけどね。