第15章 VS魚人
「あんた達はこれから魚人達の片付け!!ゴサ復興に協力!!アーロンパークに残った金品には一切関与しないこと!!あれは島のお金なの。それともう一つ。」
「いでーーーいでーーーゆーとーりにしばす!!」
「私のお金返して!!!」
「もってばせん!!」
「は?あんた達、私のお金取ってったでしょ!?持ってないはずないでしょ!?」
「取らればした……」
「え?」
「ガキに!!取られたんだ!!」
あ、それ私だわ。
「ナミ〜〜!!!」
「なまえ!!…ってあんたそれ!」
「うん!奪い返しといた!!」
「あんたって子は……なんていい子なの〜♡」
「わっ!」
ぎゅ、と抱きつかれた。ワシワシと頭を撫でられ…いや、うん、胸が…変態だなぁ私。でも結構頭撫でられたの嬉しかったりする。
「憶えてろこの腐れ海賊ども!!!麦わらの男!!!名前をルフィと言ったな!!!」
せっかくいい雰囲気だったのに本当にあいつは空気読まないな。ていうか、遠い。海の上にいてもう結構ルフィの手も届かないようなところにいる。
「お前が船長なんだな!!?忘れんな!!!てめぇらすごいことになるぞ!!!おれを怒られたんだ!!!復讐してやる!!!!」
そういって海を泳いでいった。すっごいダサいな。おぼえてろ、なんて捨てゼリフ吐いて逃げてくなんて時代遅れなんじゃないの?
「すごいことになるってよ。」
「何でおれが海賊王になること知ってんだ。」
「そうじゃねぇだろ、バカだなお前。」
「おいどうする!?マジですごいことになったらどうする!!?」
「その時はその時でしょ。」
「なんっでお前はそう冷静でいられるんだよ!!」
「だって私達は海賊でしょ?このくらいで騒いでるようじゃこの先生きていけないし。それに…私には強い男達が4人もいるから平気!」
「なまえちゃあ〜ん!!♡おれが守ってあげるよ!!」
「うんうんありがと〜!」
サンジが飛びつこうとしたが、ルフィがそれを遮った。何やってんだか。