第72章 生き残れ

「ナミさん危ねェ、見つかったぞ！！！」

　一人ナミが、クマの背後へ移動していたのがバレたらしい。またしても口からビームを放とうと、光をチャージした。

「…ロビン！！ショック…できる！？」

「…！えぇ、もちろん。“八十輪咲き(オチェンタフルール)四本樹(クロトワマーノ)”！！“ショック”！！」

「やった！！ビームが口の中で暴発したァ！！自爆しやがったァ！！！」

　クマはビームの不発にダメージを受けて膝をつく。クマの体からバトバチと機械がショートする音が聞こえる。

「お兄さん休憩中悪いんだけど、そこ…雷注意報ね！“雷光槍(サンダーランス)=テンポ”！！！」

「コリャ効いてますね！！素晴らシィ！！」

　クマの体に雷雲を貫通させた。体が機械でできてるから、雷攻撃は効果抜群なんだろう。クマは攻撃を食らった後、無差別にビームを放ち始めた。

「おわァ！！！あんにゃろ暴走し始めた！！！」

「ヤケになったら勝負は終わりだ！！！“悪魔風脚(ディアブルジャンブ)”“画竜点晴(フランバージュ)ショット！！！」

「“鬼気(きき)九刀流”“阿修羅魔九閃(まきゅうせん)”！！！」

　サンジが攻撃してクマを飛ばした。その勢いでゾロの方へクマが飛んでいった。ゾロはゾロが3人に増えた様に見える気迫の技を繰り出してクマの動きを止めた。バチバチいってるから、きっともうすぐ倒せるだろう。

「“ギア3(サード)”！！！いっくぞ～～～～！！！」

「……！！もう一推し！！！」

「いけ～～！！ルフィ～～！！！」

「なまえ！！！」

「はいよ！！」

　マングローブの上から、ギア3で巨人族の手を構えたルフィが落ちてくる。ルフィから名前を呼ばれて反射で動く。クマへ向かって走り、クマを一瞬で全体を凍らせる。氷の強度が弱いから、クマが全力を出せば壊されてしまうけど、ルフィが攻撃をするまでの一瞬凍ってくれればいいんだ。

「“ゴムゴムの”ォ～～！！“巨人の回転弾(ギガントライフル)”！！！！」