第1章 共通話
共通話
私の、記憶は
真っ白な世界から始まる。
寒くて冷たくて
周りは誰もいなくて
ただ1人真っ白な空の下を見上げていた。
私はまだ歩くのもやっとの赤ん坊だったのだ。
目を閉じて
ただ泣いていると
赤い天狗の面を付けた人が
こちらに来て私を抱き上げた。
不思議と怖くなかったためか
直ぐに泣き止み
私は天狗の面を付けた人に
山に連れて行かれた。
天狗の面を付けた人は鱗滝左近次という
男の人だった。
鱗滝さんは私を実の子の様に育て
また、私に鬼を斬る刀を教えてくれた。
最初は水の呼吸で技を覚えていたが
中々威力が出せず
ある時水が凍ってしまい
雪のようになってしまった。
それを見て鱗滝さんは
私に新しい呼吸の雪の呼吸で
技を会得し、最終戦別に
合格し鬼殺隊に入隊した。
齢わずか、10歳での出来事だった。
それから、8年経過し
遂に雪柱として
柱の座についた。
ここから始まる物語は
私が雪柱になるまでやなってからの物語…
では、各殿方とお楽しみくださいませ…