【うたプリ】My only prince.【R18】
第2章 その香りに酔いたい〘真斗〙※
真斗くんと付き合って1ヶ月。真斗くんのことだから、なかなか手も繋いでくれないしキスもしてくれない…とかいつか悩むんだろうなぁ、なんて思ってたけど、全然そんな心配はご無用であった。
想像以上に積極的で、最近は2人きりになると顔を真っ赤にしてキスしてくれる。
「月野、済まない、もう一度口づけても良いか?」
『別にいいよ』
長く深く、しっかり男らしいキスなのに、毎度了解を得てきたり今も真っ赤な顔をしてるところがかわいいなぁなんて。
「っはぁ、済まない、苦しくなかったか?」
『ふふっ、大丈夫』
真剣に聞くものだからなんだか照れて笑った
「その…月野、ひとついいか?」
『うん、なに?』
「単刀直入に言わせてもらうぞ…お前をだな…その、抱いても、良いか…?」
『?!!?!』
何を言い出すのかと思えば…という驚きと、やっと言ってくれた喜びが入り交じる。真斗くんもキスだけじゃ足りないって思ってくれてたのかな。
それはそうと、今の真斗くんは真剣な表情の割に顔は真っ赤で、絵みたいな綺麗さに見とれそうになる
「そ、そんなにじっと見るな……すまない、変なことを口走ってしまった、今日はもう遅くなる前に帰っても…」
『違うの!その、そう言ってくれたのが嬉しくて』
「月野、それはその…」
『抱いてよ、真斗くん』
「…っ」
真斗くんは余裕のない顔で、ぎこちなく私を抱きしめた