【うたプリ】My only prince.【R18】
第1章 不器用な愛のボリューム〘音也〙※
長い前戯を終えた後はお互いにすっかりとろけきっていて、
「…入れるよ」
ガチガチの物が入り口に触れる。
触れたところからあっつくて、下からの恥ずかしい液が自分で認識することが出来るくらいに溢れてきた。
『…っ!はぁ…』
質量でお腹の奥が苦しい。恥ずかしいから手のひらを上に向けて顔を隠して、最奥までゆっくり届くそれを待っていると、音也が手のひらを軽くくすぐった。
手をどけると、音也の明らかに興奮した顔が見えてゾクッとした。火照った顔についた大きな目は欲情に満ちている。
「全部入ったよ。わかる…?」
『うんっ…ちょっと苦し…』
「辛かったら言ってね」
そう言うと音也はゆっくりと腰を動かし始めた。
「っく…すっごいけど…ねえ、俺のことそんなに好き?」
『っ好き…ずっと好きだったもん…』
自分の口は熱に浮かされるとずいぶん正直に語り出すらしい。
「はぁ…天音…やらしー顔して超かわいいこと言うじゃん」
耳に顔を寄せてわざとらしく彼は言った
『なっ…!』
「あ…締まった、へへっ」
嬉しそうに笑う柔らかい表情とは裏腹に、動く腰は徐々にペースを上げ始めた。