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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第20章 標的15「バレンタインデーと対抗雪合戦 来る!!」


「! フゥ太〜!?」

振り返るとフゥ太が来ていた。

フゥ太は両手で雪をにぎにぎと握りながら言う。

「誰が大きい雪ダルマ作るかランキングつくろっかな〜」

(もしかして今日一日はガキンチョのお守りか…(汗))

ドンッとランボがぶつかるが気にしてない。

「ランボ! ツナさんぶつかっちゃダメ!」

イーピンの言葉にランボは返す。

「ガハハハハ! ボーッとしてるツナが悪いんだもんね」

(ガーン…、ってなんだ。この日曜日のパパ状態は〜〜〜〜〜!!!)

オレは内心で落ち込む。

「10代目!」

呼び掛けに反応して顔を向けるとそこには隼人と武の他に了平とディーノの姿が。

「!」

オレは驚きながら言った。

「あれ――!? みんな何やってんのー!?」

ディーノは言う。

「おまえらをまってたんだぜ」

リボーンは言った。

「今日はこいつらに呼ばれたんだ」

「へ?」

リボーンの言葉に瞬きするオレ。

ディーノが話す。

「オレ達もたまにはチビ達と遊んでやろーと思ってな」

「え――――!!!」

ディーノの言葉にオレは驚愕した。

隼人は言う。

「考えてみたら10代目はチビ達の世話ばかりですからね」

と微笑む隼人。

「こんな日ぐらい手伝うぜ」

とニカッと笑いながらランボを相手する武。

「水くさいぞ沢田!!」

と多分意味を理解してない了平。

(そこまで俺のこと考えていてくれたなんて…やっぱみんな大人だよな―)

じーん…、と感激していたオレだが、次の隼人たちの言葉で一気に冷める。

「やるなら がぜん雪合戦スよね!」

「お!! 燃えそーだな

それ!」

「かってー雪玉つくっか」

「合戦!!」
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