• テキストサイズ

その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第19章 標的15「星の王子フゥ太と守りたいもの 来る!!」


華奢すぎる体を見てジョットは言う。

『もう少し肉を付けてもいいんじゃないか?』

[今のままが良いの……あんな体型なんて2度と御免だわ]

(ここまで頑なに拒否するとは……いったいどんな体型だったのだろうか?)

ジョットは内心で疑問に思いながら言った。

『もう大丈夫なのか?』

ジョットの問に私は言う。

[えぇ…Gたちのおかげで……心配をかけてごめんなさい]

謝る私にジョットは微笑む。

『フッ……謝ることことなどない。君の心体をリラックスさせるにはこれが丁度良かっただけだ。

しかし生身で世に出たのは久方ぶりか少し興奮している』

私は微笑むと言う。

[フフフ…なら少し外に出てみますか?]

ジョットは瞬きすると言った。

『……良いのか?』

ジョットの問に私は頷く。

[以前言いましたよね? 自分の意思で行動してくれても良いと]

ジョットは言った。

『そうだったな』

ジョットはそう言って夜の町を散策する。

『綺麗な町並みだな』

ジョットの言葉に私は言った。

[なんたって彼が愛した町ですからね]

私の言葉にジョットは頷く。


元に戻り、家に帰った私は言う。

「世話の妬けるお祖父ちゃんね…フフフ…」

私はそう言って微笑んだ。

ムッ君達は無事かしら? 次の休みに様子を見に行きますか

内心で呟きながら私は就寝した。
/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp