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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第19章 標的15「星の王子フゥ太と守りたいもの 来る!!」


私は言った。

「心配してくれてありがと…でもこの活動を止めるつもりはないよ」

リボーンは言う。

「……すまねぇ…お前たちに重荷を背負わせて」

謝るリボーンに私は瞬きしながら話す。

「……何故リボーンが謝るの? 貴方は何も悪くないわ。寧ろ感謝の念しかない。この力を使えるから

私はこの日常茶飯事な今の生活を満喫してるのだから…此方の事は一番弟子である私に任せておいて貴方は自分の役目を果たして」

「無理はするなよ。またいつ体調が悪くなるかは分からねぇんだからな」

私はリボーンを抱きしめながら言う。

「……Grazie…リボーン」

リボーンは私の頭を撫でると腕から降りて、言った。

「今日も学校なんだから早く寝ろよ。チャオチャオ♪」

リボーンはそう言って帰って行く。

私はお風呂に入った。

ザアァ…、私はシャワーを頭から被る。

脳裏に倒したマフィアたちの姿が過った。

「……っ」

彩花は頭を振る。

殺した訳じゃない…全員生きて牢獄に居るんだ。2度と地上には戻れない。恨みを受けるのは前世で慣れた……でも…

「体の震えが止まらないな…」

[代わろう…彩花]

内側からジョットの声が聞こえると私は意識を手放した。

ジョットは髪を乾かしてから部屋に戻る。

『ふぅ…見ないようにするのは大変だな…///』

若干顔が赤くなっていたジョットはふと机の上に置かれている物に気付く。

(? 先程は無かったはず…)

内心で呟きながら近付いて見てみるとおにぎりと置き手紙が在り、[夜食にどうぞ]と書かれてあった。

少し小腹が好いていたので食べる。
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