第13章 標的09｢食い逃げと保育係 来る!!｣

｢えっえっんっ｣

と涙目を流しながらランボは隼人の手にポトッと手榴弾を置いた｡

｢うわっ!!｣

ビュッ､隼人は驚愕するも素早く投げてドォンッと爆発させる｡

ランボは耳と目を瞑って居たが顔は少し笑っていた｡

ガッ､｢やっぱてめー死んでこい!!!｣

｢くぴゃあっ｣

と隼人はランボの首を本気で締め出したので､｢ストップ ストーップ｣

とオレは制止させて､斗真がランボを抱いて､｢おちつけ隼人!!｣

と武は隼人を押さえた｡

｢はなせ武〜!! クロガキコロスー!!｣

隼人は暴れていた｡

｢わあああ｣

ランボは更に泣きわめく｡

｢だから言ったのに〜〜っ｣

オレは絶望しながら言った｡

｢うわあああ｣

リボーンは言った｡

｢次 山本だぞ｣

｢オッケー｣

武は片手を挙げながら返事｡

リボーンは言った｡

｢真打ち登場だなどーやってランボと打ちとけるか見物だな｣

オレは言った｡

｢武､子供にすかれそーだもんな｣

｢ケッ｣

隼人は拗ねている｡

武はグローブとボールを持ってランボの側にしゃがみこむと話す｡

｢おまえキャッチボールやったことあっか?｣

武の問にランボは武を見た｡

武はスポ､ランボにグローブを着けさせながら言った｡

｢グローブでこのこのボールをとるんだぜ｣

(なるほどキャッチボールか…さすが武! ランボも興味示してる〜)

取り方を教えている武を見てオレは安心した顔で見ていた｡

私は瞬きする｡

あれ? 確か…武って投げるに関しては…

｢ほらいくぞ｣

｢ん｣

すくっと立ち上がってグローブを構えるランボ｡

｢そー…｣