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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第5章 標的01「幼い覚悟と出逢いと別れ」


「気をつけてな……彩花ちゃん」

9世の言葉に私はその手を握りしめながら話す。

「それはお爺ちゃんの方だよ。……もう歳なんだから無理はしないで…

お爺ちゃんに会えなくなるの私は嫌だよ?」

私の言葉に9世は微笑むと言う。

「フッ…あぁ…君はもう私の孫娘同然だからな」

私は泣き顔に近い表情で言う。

「私…お爺ちゃんに孫娘と思って貰えてこんなに嬉しい事はないよ。大好きだよお爺ちゃん♪」

私は9世に抱きつく。

「手紙送るからちゃんと返事してね?」

9世は頷いた。

相棒は時が来たら着ければ良いと言ってるから警戒はしない。さてと5年半振りの故郷かぁ…みんなと再会出来るのが楽しみだなぁ…♪

9世達に別れの挨拶すると飛行機に乗って数年振りに故郷へ向かったのだった。
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