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貴方が傍に居たら

第1章 プロローグ


『アイツあまり話さないから作業しにくいんだよ~』

「確かに、引越しの挨拶した時もすぐ部屋に戻ったし、あまり好きじゃないのかもね。」

トレイシーと私の席は2番席で班のメンバーは...
私、トレイシー、そして明るくくて可愛らしい男性のモートン君、そして

『げ!ノートンいるのかよ...』

ノートン君だ。


『.....トレイシー悪かったな。』

そう言ってノートン君が席につく。

モートン君はノートン君と正反対の性格で凄く話しかけてきてくれて、ゲームで言うなら癒しキャラのような感じ。


『ねえねえ!愛染ちゃんは映画好き!?』

「好きだよ!モートン君も好きなの?」

『うん!好きだよ~。でも僕はね劇とか見る方が好きかな!』


他愛のない話をしながら作業をする。
作業も終わりバルク叔父さんのおかげか悪くない作品ができた。

もちろんトレイシーは決められた作業をすぐ終え自分のアレンジを加えている。トレイシーは天才なんだろうな。機械の話をするトレイシーは楽しそうで本当に好きなんだなと分かる。

作業中ノートン君が話しかけてきてくれたのだが

『愛染.....ここの部分教えてくれないか?』

という事で最後まで手順を教えることに。
ノートン君って意外と不器用なのかな?
ちょっと可愛い半面を見た気がした。

可愛いなと思い笑ってしまった私にノートン君は

『あ、あまり得意じゃないんだ。笑うな。』

と突っ込む。それもまた可愛らしい。
モートン君もノートン君も作業を終え初めての作業科目は終わった。


そこで2人の連絡先を交換しその場を後にする。


『なーんかノートンの奴が女に自分から話しかけるの初めて見たよ笑 狙われてるんじゃないかー?笑』

「トレイシ~!そんなことないって絶対。ただ作業聞いてただけだよ。」

『ほほほぉん。作業から生まれる恋!面白いぞ~!!』

「まーたすぐにそうやって、からかうんだから!」

『あ、そう言えばサークルどうするのー?』

「今週中には決めるつもりだけど今日は見学しようかなって思ってるよ。」

『いいじゃん!僕は今日アルバイトあるからさ手伝えないけどまた決まったら教えてよ。』

「もちろん!それじゃまたねトレイシー。」


トレイシーと分かれた後私は気になるサークルを一通り巡ることにした。
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