第4章 ●香りに誘われるがまま＊緑間真太郎

欲を出し終えたので一旦抜こうとしたが、咲良の脚が腰に絡みつく。




「咲良…。」



「全然…、全然足りないよ。真太郎もそうでしょ？
だって、まだこんなに硬い…。」

「あぁ、自分でも驚くほど全く収まらない。」



咲良への熱は尽きることを知らず身体に色濃く宿ったままだ。


それに加えこの香り。


一回精を出しきったところで、咲良に触れればまた自身は硬く勃ち上がり、聳え立つ。




自身は埋め込んだままで咲良の身体を反転させ、尻を突き出すような姿勢にさせる。
その上から俺も覆い被さり、再び咲良の深いところを突き上げた。





「ああっ、んぅっ、…ひゃああ！しんた、ろっ、奥、気持ち、いい、よぉ…！」

「あぁ、何度でも、突いてやる…っ！」

「ああああ！また、イっちゃう、…っ！」




背後から胸を鷲掴みにしながらその先端を刺激する。
それと同時に片方の手は、陰核を擦り上げる。





「あっ、あっ、ダメぇ…、イっ、く…、あああ！」

「…咲良、っ、はぁ…！」




咲良のナカが尋常じゃないほどうねり、俺を締め上げる。
その快感に任せるまま、もう一度欲を奥めがけて吐き出した。


収まりきらなかったそこは、こぷりと音を立てながら欲を溢した。





それでも咲良のヒートは治らず、結局咲良の意識が途絶えるまで俺たちは交わり続けた。