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パパはアイドル
第2章 S
『…ちゃん!!!ちゃん!!!』
呼ばれた声に反応し
ゆっくり瞼を開くと
健永が必死に私の名前を
呼び私を抱きしめていた
「…健永…おかえり…」
『おかえりじゃないよ!!!どうしたの?』
心配そうに私を見つめる健永に
最近の様子を話した
『どうして?どうしてすぐに
言ってくれなかったの?
僕達夫婦なんだから
何でも話してよ…
とりあえず病院行こ?』
怒ってはいるけど
優しい健永は私の肩を
抱き車へと連れてってくれた
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