第2章 S
診察が終わり健永が待つ
待合室へと足を向ける
すると私に気がついた健永が
急いで向かってきた
『どうだった?
お医者さんなんて??』
「あのね、
今3ヶ月だって///」
『えっ?!え゛ーっ?!
ウソっ…
ホントに?それって…』
健永の驚いた声が
病院の中に響く
「健永っ!声が大きいよwww
健永パパになるんだよっ!」
わたしの言葉に大きな目を潤ませた
そしてわたしの手を引いて
自分の腕の中に
私を引っ張る
『ちゃん、ありがとう。
僕の赤ちゃんを妊娠してくれて。
最高の結婚記念日プレゼントだね!』
何度も何度も私に
ありがとうと伝えてくれた
神様がくれた
私と健永を繋ぐタカラモノ
おっきくなったら
ダンス習わせようねwww