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小桜
第3章 病気は**
3月2日。
彼は静かに命を絶った。
私はその時の事はあまり覚えていない。
衝撃過ぎる出来事で。
悲し過ぎる出来事で。
ただただ泣いていたそうだ。
せっかく両思いになったのに。
せっかく明るくなれたのに。
私があの時もう少し早くお医者さんを呼んでいたら。
彼は助かったのだろうか。
「これはいつか起こる運命だったんですよ」
そう言う人がいた。
運命・・・・・・・か。
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