【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第94章 永遠の誓い
「ほら、マルコ隊長!どうぞ手を取ってくださいまし?」
「///似合ってるよい」
『ありがとう//』
「2人で赤くなるのは後でもいいので!みなさんお揃いなので合図したら出てきてくださいね」
少しの間甲板の扉の前で2人で立っていた。
「なんか小っ恥ずかしいよい」
『だね、でもありがたいな。ウェディングドレス着たかったんだ』
にっこりと微笑むと、顔をあからめるマルコにこっちまで顔が赤くなってしまう。
「可愛いから我慢できなくなるよい」なんて耳元で言われてしまえばあんなに愛し合っていた昨夜のことがまた浮かんできてしまう。
「顔緩んでるよい…何思い出してたんだ?」
『いじわる…』
「さぁさぁ、主役の登場だぜ!!」
サッチの叫んだ声とパンパンと再びなるクラッカーの音、扉がギィーと音を立てて開く。目の前にはたくさんの家族が並んでいた。
ゆっくり2人で手を繋いで歩いて行くと、おめでとう!という言葉と共に花びらがたくさん降ってくる。
「フラワーシャワーっていうらしいよい」
『綺麗だね』
「アン!!なぜじゃァァ!なぜそんな海賊ごときとォォ!」
「アン俺と結婚するって言ったじゃァねェか!!!」
「返事もらってないぞ!!!!俺は!!」
号泣してるおじいちゃん、宥めるセンゴクさん。泣いて怒ってるシャンクス、後ろでその様子見て大笑いの赤髪海賊団、なぜかまたきているサボ、その後ろで手を振ってくれているコアラ。
『みんな来てくれたんだね!』
「後ろも見ろよい」
[おぉぉーーーい!アン!!おめでとう!!]
大きな帆に映し出された映像でんでん虫にはルフィの顔がドアップで映っていた。
『ルフィ!!』
[妾もおるぞ!アン!!おめでとう]
[遠いからすまないな]
『ハンコック!ミホークも!』
「ほんとアンの人気は凄まじいよい」
そのそれぞれの海賊団のみんなも後ろからおめでとうと手を振ってくれていた。
『ありがとう!!』
映像を超えて歩いて行くとそこには祭壇のようなものがあり、親父様がどんと正装で座っていた。
「グララララ…こらァ真似事だが、みんなが見てる。2人ともしっかり返事しろォ?
マルコ、お前はこの先アンのみを愛してこれから無理をさせず支え合い愛し合うことを誓うか?」
「…誓うよい!!」
「グララララ!!!」