【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第58章 訓練始めます!
あれから1週間近く、私たちは新世界の海を悠々と進みとある無人島に上陸をした。ここで隊員の強化を図るのが目的だ。
『はーい、じゃあ始めるよー』
ここには、ザッと5箇所に分けられている訓練場があり、全隊員による合同訓練、“死ぬ気で強化しましょう合宿”をする。ちなみに命名したのは私。
「今回は前から言ってると思うが、全隊員が各隊長の元、訓練を行う!!大まかに5個に分類して分けてるから各々がやりたいと思うところに移動しろい。
まず、【覇気習得班】ここは俺とアンが担当だよい。そして、内容的には武装色、見聞色の習得、あと覇王色の覇気の耐性をつけてもらうよい。」
『次は【剣の習得班】、ここはハルタとサッチ、ビスタ、フォッサの指導の元に剣技を究めてもらうね。』
「そして3つ目は【銃撃習得班】ここはイゾウ、クリエルと人数は少ないが銃撃の精度を上げるのと、せめて除けるくらいはできるようになってほしいねい」
『4つ目は【その他特殊武器習得班】ここはラクヨウ、ブラメンコ、スピードジルによる訓練で、戦斧とかハンマーとか、自分が使っている特殊武器について究めてもらうから。』
「そして最後は【肉弾戦習得班】ここはジョズ、ナミュール、キングビュー、ブレンハイム、アトモスにしてもらうよい。まぁ、名前の通り肉弾戦の仕方やらを学んでもらうよい。」
『もちろん、どの隊長も手加減なんて生半可な気持ちで対応はしない。当たり前だけど、“死ぬ気で”頑張ってね。』
そう言い終わると、各隊長は指定された場所に移動を始めた。
『じゃ、移動してね〜、ここに残ってる人はエースと一緒に覇気習得班になるからね〜!!』
そう言って声をかけると、1600人近い人数が砂浜を駆け出し、自身が習いたいと思ったところへ走って行った。
「俺生きていけるかなー」
「が、頑張りましょう!」
『あ、デュースもここ!』
「はぁ!?」
『副隊長でしょ?見聞色ぐらいいるよ!』
残っているのはほんの十数名で、そのほかはそれぞれのチームに去って行ったようだ。
「よし、ここに残った奴らは本気で覇気の習得を目指しているとき見たよい。死ぬ気でついてこいよい!!」
「「「はい!!」」」
「おー、」
「はあ、なんで俺が…」
『それでは、“死ぬ気で強化しましょう合宿”はじめ!!』
そう声を上げたとき島全体から雄叫びが上がった。