【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第6章 一難さってまた一難
「アン少将…どうしましょうか。」
『うーん、これは…何もしてこないなら避けとこうか』
船尾を少し逸らし、船から離れようとしたときだった。
「おーーーーい!! いいところに来た!!お前らなら知ってるだろ!!」
赤い髪の男が全力で腕を振っている。
『あれが…シャンクス…』
「赤髪がなんか言ってきています!! どうしますか!?」
『放っておk「そうつれないこと言うなよ…海軍よォ!」…ッ!!』
キンッと刀の交わる音…
『なぜここにいるんですか?! 赤髪のシャンクス!!!』
「ほォ、お嬢ちゃんも海軍なのか…いい腕を持っている。」
敵意を感じる、それは赤い船から漏れる殺気…
『はァ…そうです。 何かご用ですか。赤髪の船長さん』
どうして私はこんなに運に恵まれていないのだろうか。
「お、やっと聞いてくれる気になったか!!
俺はな、白ひげを探してんだよッ!どこにいるかしらねェか!」
『…白ひげ…? 戦争でもする気ですか?』
みんなが警戒を強めたのが分かった。海軍の監視船は何をしているんだ。こんなところで四皇を合わせたら、戦争になるだろう。
「おいおい、そんなに警戒するなよ。 ただうまい酒を見つけたんだ。それを渡しに行くだけだ!」
『海賊が言うことは嘘だって言ってました。』
「そら、だぁっはっはっはっは!! 聞いたかお前ら!!!!」
「あァ違いねェ!!!」
「お頭!! 早く戻ってこいよ!!」
赤髪は変わったやつだと聞いていたが、ここまでとは。
『白ひげの場所など知りません。戦いをしないなら早くいってください。そして私の前に現れないで。』
「そうか、しらねェか…。ってか、お嬢ちゃん。いいのか、俺らは海賊だぜ?」
『私は早く帰りたい。(青キジさん…絶対書類してない。そして、センゴクさんとおじいちゃんに怒られるんだ)よって…どうでもいいんですよ。貴方たちは。』
「ほォ言うなァ…よし、監視船は撒いてきたから。お嬢ちゃんが俺たちの監視にこい!!」
『え、は…わ、まってェェえ!!!!!』
「アン少将ッ!!」
内臓が浮くとはよく言った。高低差のある船同士を1人抱えて渡るなんて…。
『ちょっと、離してッ!! 触らないで!!』
「おいおい、暴れんなッ!いいか、海軍!!このガキは俺がさらっていく!!」
何言ってんだ…??